Google Workspace

【G Suite for Education】導入を決めた3つのポイント

 

こんにちは!たいようです。

 

5月2日にこんなツイートをしました。

 

 

奈良県教育委員会が、県内すべての国公立学校でG Suite for Educationを導入するという内容。

 

僕の学校でも先日導入が決まり、立ち上げに奔走しているところです。

 

今回の記事は、G Suite for Educationの導入を学校全体にプレゼンしたい方に向けて書いてみました。

 

G Suite for Educationに興味がある方のお役に立つことができたら幸いです。

 

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G Suite for Education 導入を求める背景

 

たいよう
たいよう
なぜ僕が G Suiteの導入を強く求めるのか。背景をお話ししますね!

 

3月2日に始まった学校休業の渦中で「児童生徒との連絡手段の効率化」が大きなハードルになっています。

 

僕の学校では、情報インフラになるのが電話や学校一斉メール

 

一人一人をサポートしようと思うと電話はとても労力がかかります。

 

一斉メールは、一度で全ての生徒に情報がリーチしますが、双方向のやり取りが難しいという欠点があります。

 

高校3年生の担任として、この状態は致命的。添削指導や心理面での状況把握など、双方向のコミュニケーションが何よりも大切な時期であるからです。

 

教育系SNSならばこの問題が解決できるはず。

 

以前から英検指導のためにGoogle Classroomを使っていましたが、1人の生徒を対象としたものでした(本人と保護者の同意を得たうえで使用していました。)

 

【リモート学習】Google Classroomでできること みなさんこんにちは!たいようです! 3月10日に、こんなツイートをしました。 Goo...

 

しかし学校単位での導入となると、G Suite for Educationを使用する必要があります。

 

こうした状況を踏まえ、自分の実践例を交えながらGoogle Classroomで出来ることを、管理職や複数の教員を対象にプレゼンしました。

 

幸い本校は小規模校でクラス数も少ないために、公立校とは言え思い切った提案ができました。

 

先生方も同じ問題意識を共有していたということも、賛同者が増えた一つの要因といえます。

 

最終判断者は校長先生です。前任校ではClassiを使っていたそうで、とてもよく話を聞いてくれて、最後には導入を決断してくださいました。

 

導入につながった3つのポイント

 

たいよう
たいよう
最終的に校長先生が導入を決断してくれたポイントは3つありました

 

年額1000円台のドメイン使用料のみ!

 

 

導入にかかるコストの問題は切っても切り離せないところです。

 

  • G suite for Educationのアプリ使用料は、正式な承認を受ければ無料です。
  • しかしアカウントを作成するためにドメインの年間使用料(ドメイン業者から購入)が必要になります。

 

本校が最終的に購入したGoogle Domainsで販売しているドメイン料金は、ご覧の通り年額1400円(税抜き)でした!

 

 

年額1400円で、生徒の情報インフラが確保でき、いろいろな可能性が広がる!!さらには職員の業務効率化にもつながる。

 

このコスパの高さが、導入決定要因の一つでした。

 

サポートとセキュリティ

 

 

ITに強い教員がいれば別ですが、初期設定やその後の管理を進めていくにあたってしっかりとしたサポート体制が求められます。

 

G suiteでは、管理者サポートの記事が充実していますし、テクニカルスタッフがチャットですぐに対応してくれます。

 

セキュリティも万全です。Google はプライバシーポリシーを厳しく順守しており、特に情報漏洩や個人情報保護のために厳戒なセキュリティ体制を構築してくれています。

 

 

これらの点については、納得して聞いていただけました。

 

G suiteでできる基本的なことをプレゼンした

 

 

前述の通り、補習での実践例や基本的な使い方、業務効率化アイディアなど、個人的に研究していたことを熱く伝えることができました。

 

はじめてのGoogle Classroom④課題提出の方法 こんにちは!たいようです。 前回はGoogle Formを使った課題についてのお話をしました。 ...

 

https://taiyolab.net/googleclassroom-tutorial-5/

 

例えば生徒に伝えたい情報は簡単に伝えられるし、生徒の声も拾えるということ。つまり双方向のやりとりが可能になるということ。

 

提出物の管理だったり、生徒の健康状態の把握が簡単にできるようになるということ。

 

そしてGoogle Meetを使ってオンラインホームルームもできるということ。

 

生徒によってWifi環境や使用デバイスに差がある場合は、導入を慎重に検討する必要があります。

 

 

 

具体的に何ができて、どういうことが解決されるのかということを、一生懸命伝えました。

 

導入にあたって知っておいた方がよいこと

 

たいよう
たいよう
最後に、知っておいたら導入がスムーズに進むであろうことを簡単にまとめますね

 

学校ドメインを使おうとすると、迷宮入りします(笑)

 

ここからは公立校限定の話になるかもしれません。

 

学校ドメインを使用すればドメイン購入代はかかりませんが、サーバーの設定が必要になります。

 

教育委員会のサーバーを使っている学校がほとんどだと思うので、何かしらの申請が必要になるでしょう。

 

学校独自でサーバーを持っていれば別ですが、新規でレンタルサーバーを契約すると、さらにコストがかさむことになります。そして、何より設定がいろいろ煩雑です。

 

なのでドメインは購入した方が、いろいろとスムーズに進むでしょう。

 

ドメインはGoogle Domainsでの購入がベストかも

 

 

詳細は割愛しますが、初期設定を進めていく段階で「ドメイン証明」というステップがあります。

 

説明を見ていくと、いろいろ難しそう。

 

しかしGoogle Domainsで購入したドメインであれば、このステップがとても簡単だということがわかりました。

 

ヘルプチャットを効率的に使いましょう

 

 

これは僕が実際に行ったヘルプチャットです。

 

疑問点にぶつかったときは、管理者ヘルプを使うかと思います。

 

ヘルプ記事も充実しているので助かりますが、わかりにくい箇所があったり、実情に合った記事になっていないこともあります。

 

そういう時はヘルプチャットで直接質問すれば、丁寧に対応してくれます。

 

管理者コンソールが設定された後は、チャットでの質問が可能になるので、ここを有効活用できれば良いと思います。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

僕自身、G Suiteの立ち上げの段階でいろいろな遠回りをしました。

 

当然のようにG Suite管理は初めてのことなので、この先も壁にぶつかるかもしれません。

 

しかし今後のことを考えると絶対に必要なインフラだと思っているので、是が非でも軌道に乗せたいと強く思っています。

 

この記事が皆さんのお役に立てたら幸いです。

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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