Google Workspace

【Googleツール活用④】Google Chatで新たなワークスタイル

 

TAIYO
TAIYO
GIGAスクールが始まってGoogle Workspace for Educationが導入されるんだけど、うまく活用していけるかどうか。不安です…効果的な活用法を勉強したいなー

 

そんな声にお答えします。

今回の記事では、Google Chatを職員間の連絡ツールとして使うことのメリットについて、実例を交えながら紹介したいと思います。

 

【本記事の信頼性】

          

たいよう @shiningtaiyou 

Google認定教育者 / 英語教育修士 / 高校英語教師 / 勤務校でG Suite for Education導入および運用責任者として奮闘中です。

 

Google Chatとは

 

Google Chatとは、Google Workspaceアプリケーションのテキストチャットツール。PCのWebブラウザおよびアプリ、スマートフォンアプリから利用することができます。

 

 

 

Google Chatを使用することで、

❶ 1対1のチャット

❷ 少人数グループでのチャット

❸ チームやプロジェクトごとにチャットルームを立てる

❹ 案件ごとにスレッドを立てる

ということが可能になり、職員間の情報共有が非常にスムーズになります。

 

 

またテキストベースでのコミュニケーションですので、

❶ 相手の時間を奪うことがない

❷ 忘却を防ぐことができる

というメリットもあります。

 

最大のメリットはGoogle アプリ間の連携

 

 

SlackやChat work、LINE Businessなどビジネスチャットツールは他にもいくつかあって、この記事をご覧になっている皆さんも、実際にこれらのツールを使っているかもしれません。

どのツールにもそれぞれの良さがあることは確かですが、Google Chatの最大の強みはGoogleアプリ間の連携

Drive内のファイルを簡単に共有できますし、

 

 

Meetをワンクリックで起動できるので、チャットの途中でより詳しい説明が必要になったとき、Meetを立ち上げて直接やりとりすることも可能。

 

 

先日リリースされた無料版では、CalendarやKeep、あるいはTaskを立ち上げながらチャットをすることもできました。ホワイトボードを使いながらディスカッションするイメージですよね。(Google Workspace版では、この機能はまだ追加されていないですけど、めちゃくちゃ便利なので、近いうちに追加されるのではないかと個人的に予測しています。)

 

 

Googleアプリが一箇所に集約されていることによって、新たにアプリを立ち上げるといった手間が省かれ、生産性がものすごく上がります。これがGoogle Chat最大の強みです。

 

Google Classroomとの違い

 

 

本校ではGoogle Workspace導入当初、Google Classroomを職員の連絡プラットフォームとして使用していました。

ストリームで全体連絡を行うだけのシンプルな運用でしたが、連絡ツールとして使っていくうちに、いくつかの課題が見えてきました。

  •  「いいね」などのリアクションができない
  •  誰が既読したかが確認できない
  •  メールでお知らせはできるがポップ通知がないために、投稿に気が付かないことが多い

などです。

 

Google Classroomは課題の提出管理が最大の強みです。ストリームで全体連絡ができることはできるのですが、既読確認ができないということが、2021年3月時点での課題だと思います。(アップデートして欲しいなー)

Chatはリアクションで既読確認ができます。

 

 

こうした背景から、本校では職員の連絡ツールをChatに完全移行しました。コミュニケーションコストが下がり、職員間の満足度も上がったようです。

 

実践例

 

たいよう
たいよう
では、本校での実際の取り組みをご紹介します。

ChromeをクリックするとChatが立ち上がるように設定を変えた

 

どんなに優れたツールでも使わなければ意味がありません。PCを立ち上げた時に一番最初に目にする画面がChatであるということが理想。

そこで、Chromeの立ち上げと同時にChatが立ち上がるように設定しました。

設定の仕方はとても簡単です。

 

職員朝礼の時間短縮

 

Chatを有効活用することを目的に、職員朝礼において口頭での連絡や報告は、最小限にするようになりました。これによって、職員朝礼の時間が大幅に短縮されています。

朝の時間は皆が忙しい。特に学級担任はSHRもありますから、長い朝礼ほど迷惑なものはありません(笑)

Chatのおかげで、そうしたストレスから解放されるようになりました。

他校勤務のALTとの打ち合わせ

 

本校のALTは他校がベース校であるために、本校での授業は週に1度だけ。そのため、事前のミーティング不足が課題でした。

これまでもMessengerなどを使ってやりとりしていたのですが、Google Workspaceの導入を機に、連絡ツールをChatに変更。

Drive内のファイル共有がスムーズになりました。

Google Workspace校内研修

 

2月に全体研修を行った後のフォローアップ研修としてグループチャットを利用しました。

運用チームが各学年部のチャットルームに入り、週ごとにアプリ実験のアナウンスをします。

チャットでコミュニケーションを取りながら、職員のつまずきをフォローすることができました。

無料版もリリースされました

 

先日(2021年3月24日)、ついに無料版のGoogle Chatがリリースされました。

Twitter上で交流のある方々と実際に触ってみました。UIはGmailに近く、CalendarやKeep、Taskを同時に立てることができるために、コミュニケーションの円滑化が期待されると感じます。

またフォルダ共有も非常にスムーズでした。

 

 

Google Workspace版と同様に、Drive共有やMeetの立ち上げも簡単。

ビジネスチャットツールとして、今後広く普及していくことが予想されます。

 

まとめ

 

いかがでしたか。

今回はGoogle Chatの活用実践例をまとめてみました。

Chatを使うことによって、コミュニケーションコストが劇的に下がり、仕事の生産性向上につながっていくものと確信しています。

学校現場でのICT活用は2軸。「学びの新しい形」と「業務効率化」

Google Chatは必ずや「業務効率化」をもたらしてくれるはずです。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。



 

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