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そんな声にお答えします。
今回の記事では、『Googleツールを使って生徒の声をリアルタイムで拾う方法』について解説します。
【本記事の信頼性】
授業で発言する生徒はいつも同じ?
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生徒一人一人の声をリアルタイムで拾ってあげたいけど、35人学級では物理的に不可能。無理ゲーです。そもそも発言する生徒はいつも同じだし。
そんな悩みを抱えている学校の先生は、本当に多いと思います。
教育改革実践家の藤原和博さんもこの問題を指摘していて、
教員が授業で「わかる人、手を挙げて」と問いかけたときに挙手するのは、手を挙げ慣れている成績優秀者5人くらいと目立ちたがり屋の3人くらいといったところでしょうか。この瞬間、他の生徒の脳は動いていないでしょう。
引用:『10年後、君に仕事はあるのか?』
実際は、文字通り「思考停止状態」の生徒だけではなく、「間違っていたらどうしよう」とか「人前で発言するのが怖い」といった理由で、発言を控えている生徒もいる。
そうした生徒の声もしっかりと拾ってあげたいですよね。
一人一人の生徒の声をリアルタイムで拾って、授業内容に反映させていく。それによって、授業への参加意識が高まり、学習意欲の向上や授業の活性化など、ポジティブな効果が期待できるはずです。
Docsでクラス全員の発言をリアルタイムに拾う
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Docsのコメント機能を使えば、生徒一人一人の長めの発言をリアルタイムで拾うことが可能です。
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例えば次のような用途で使えます。
- 問いに対する考えをまとめる
- 数学の証明問題
- 英作文問題
テキストベースであることによって、発言することに対する心理的なハードルが下がり、これまでは挙手できなかった生徒も、自分の意見をアウトプットできるようになるはずです。
また、他者の様々な意見や解答が見られることで、新たな気づきや学びが生まれることでしょう。
ただし、運用にあたって気を付けるべきポイントもあります。
クラス全員にコメントを書かせる場合、コメントが流れてしまうので工夫が必要。
例えば、「問1に対するコメントは出席番号1~7の生徒。問2に対するコメントは出席番号8~15の生徒。」みたいに、担当パートを決めることで、こうした問題は解決できるでしょう。
Formsで解答状況を「見える化」する
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生徒の解答をグラフ化して提示したい場合は、Formsを使います。
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Formsの魅力は、様々な問題形式を選べることと、自動的にグラフを作成してくれることです。くわしくはこちらの記事にまとめていますのでご覧ください!
解答状況をグラフで「見える化」することによって、生徒の理解度を即座に把握することができます。
また、それぞれの生徒の回答状況も確認することができるので、どの生徒がつまずいているのかということもすぐにわかります。
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つまり、解答データをリアルタイムでとりながら、指導方法を変えていくといったことが可能になるのです。
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即時フィードバックが可能になります!
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DocsやFormsでリアルタイムに生徒の声を拾うことによって「形成的評価」つまり「即時フィードバック」が可能になります。
形成的評価とは、教育課程の途中で行われる評価を指し、学習者や教育者にフィードバックを与え学習のガイドをすること。
「どこ」が問題点で、「どのように」修正するのかがわからなければ、生徒の学びはストップしてしまいます。それはやがて学習意欲の低下につながっていくことでしょう。
だから、学習の途中で、必要に応じたフィードバックを与えるということは極めて大切なことです。
このアプローチをとるには、生徒の解答状況をしっかりと見極めて、適切なフィードバックを与えていくという技術が、教える側に求められていきます。
具体的なデータに基づいた即時フィードバックを与えていくことで、学習効率が上がっていくものと期待できますね!
まとめ
いかがでしたか。
クラウドベースのGoogleアプリを上手に使うことによって、「リアルタイムで全生徒の声を拾う」ことや「即時フィードバック」といった、これまでにはできなかったことが可能になります。
これによって劇的に授業が改善されるでしょうし、学習効果や学習意欲の向上にもポジティブな影響があるはずです。
Googleアプリを授業改善に役立ててみませんか?
この記事が、参考になれば幸いです。
今回も最後までお付き合いいただいてありがとうございました。