こんにちは!たいようです。
5月2日にこんなツイートをしました。
奈良県教育委員会が、県内すべての国公立学校でG Suite for Educationを導入するという内容。
僕の学校でも先日導入が決まり、立ち上げに奔走しているところです。
これまで2回にわたって、実際に使用した「教師用G Suite スタートアップマニュアル案」をご紹介させていただきました。
今回は、立ち上げ期の実践レポートということで、ユーザー登録後に行ったキックオフミーティングとGoogle Classroom上での教員研修について書いていきたいと思います。
G Suite for Educationに興味がある方や、導入が決まった方々のお役に立つことができたら幸いです。
キックオフミーティング
試用期間のユーザー登録は10人まで
最初のユーザー登録は学校規模によって変わってくるかもしれません。管理職を入れることはマストですが、それ以外のメンバー選定は、学校事情で変わってくるかと思います。
僕の場合、最初の10人をサポートチームと位置づけ、試用期間終了後にユーザーを増やしていく段階で、サポート役に回ってもらおうと考えました。
なので管理職と各学年の学級担任。それから情報管理委員会メンバーを最初の10人に選定しました。
キックオフミーティングで伝えたこと
G Suite 導入を求めた背景を伝えた
最大の理由は「生徒との情報インフラの確保」。高校三年生の担任として、双方向のやり取りが途絶える現状は致命的ということがスタートラインだったのです。
この思いはTwitterでも何度かツイートしています。
この状況を変えるためにはテクノロジーの力を使うしかない。その一つの方法が G Suiteだということを、管理職に理解してもらったということを伝えました。
管理職が導入を決めてくれたポイントについては以下のブログにまとめています。
導入コストを伝えた
導入コストも伝えるべきポイントです。
G Suite導入にかかるコストは、年額1540円(税込み)のドメイン使用料だけ。アプリは無料で使えるということを伝えました。
セキュリティ体制を伝えた
G Suiteの基本コンセプトを伝えました。
「全てのコミュニケーションをこの枠内で全てを完結させる」ということが伝われば、セキュリティについての不安は払しょくされます。
それからGoogleのセキュリティ体制について、実例を交えて「いかにセキュリティチェックが厳重か」ということを伝えました。
他校での実践例を伝えた
他校の実践例も伝えました。
冒頭でも紹介した奈良県教育委員会の取り組みに加え、G Suite運用に際して僕のアドバイザーになってくれている他県の先生(すでに運用している)とのやりとりを紹介させていただきました。
アカウント登録からログイン
その後は、G Suiteのメールアドレスと仮パスワード(これは管理者が設定します)を配布しました。
この段階で「G Suite for Education スタートアップマニュアル」を配布して、アカウント登録をしていただきました。
方法については、前回のブログにまとめたステップで進めました。
Google Classroom上での研修会
早速Classroomにログインしてもらい、「教師登録」をしてもらいました。
それから既に立ち上げていた「職員室ルーム」に一人一人招待していきました。
校長先生はすでに入室していたので、校長先生が立てたスレッドにコメントを書き込んでもらいました。ちなみに校長先生は当日、出張で不在でした。
クラス内で投稿された資料は、「クラスフォルダ」に自動的に保存されていきます。
前日に校長先生が投稿した画像を確認してもらいました。
現段階では「Classroom使用マニュアル」を学校ネットワークの共有フォルダに置いていますが、使い方に慣れてきたら「クラスドライブ」に使用マニュアルを置く予定です。
今後は一日一つ「クラスルームの使用方法」を投稿して、徐々に慣れていってもらうということを考えています。
試用期間が終わる2週間後には、サポートチーム体制ができるというプランです。
まとめ
いかがでしたか?今回は立ち上げ期の実践レポートを行いました。
僕自身、G Suiteの立ち上げの段階でいろいろな遠回りをしました。
当然のようにG Suite管理は初めてのことなので、この先も壁にぶつかるかもしれません。
しかし今後のことを考えると絶対に必要なインフラだと思っているので、是が非でも軌道に乗せたいと強く思っています。
この記事が皆さんのお役に立てたら幸いです。