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【動画授業】気をつけるべき2つのポイントと改善案

 

こんにちは!たいようです。

 

臨時休業期間が長期化している中で、オンライン学習の一つとして、動画授業が大きな注目を集めています。

 

最近話題のZoomや王道のYouTubeなど、リモートでの動画授業を可能にしてくれるツールはたくさんありますよね!

 

 

 

新しい発見の連続で楽しいですよね!

 

一方で動画授業の専門家ではない現職教員には、確かなノウハウが不足しているという現実もあります。

 

そこで今回は、動画授業をデザインしていく上で気を付けるべき2つのポイントと改善案を提案していきたいと思います。

 

問題点と改善案をそれぞれ2つ挙げます。

 

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気を付けるべき2つのポイント

 

 

たいよう
たいよう
まずは動画授業をデザインするうえで気を付けるべき点を2つあげます。

 

持続可能性

 

 

動画授業をデザインしていく上で一番気をつけるべきポイントは「持続可能であるかどうか」ということ。

 

新しいことを始めると、最初は発見の連続だったり想像もできなかったようなことが出来るようになったりして、めちゃくちゃ刺激的!!

 

そうすると「もっともっと」とのめりこむようになり、完璧な内容を求めがち。

 

結果として一つの授業動画を作るために何時間もかかってしまうという失敗に陥ったりします。

 

完璧を求めようとすればするほど、レコーディングし直したり、あるいは台本を入念に作りこんだりと、明らかに時間がかかる作業になってしまいます。

 

一本の動画を作るのであれば問題ないかもしれませんが、継続して何本もの動画を作らなければいけないわけで、「持続可能性」という点で課題があります。

 

一定期間授業動画を作り続けることが可能かどうか、客観的な視点から考えましょう。

 

離脱率

 

 

パソコンやスマホのスクリーンを長時間見ながら集中を求めるとすれば、動画オンリーの授業は厳しいものがあります。

 

実際、海外の一流大学の講義動画が視聴できるMOOC (Massive Open Online Course)では、修了率の低さが課題になっています。

 

https://edtech-media.com/archives/19590

 

学ぶ意欲が高い視聴者層であっても、動画だけで学ぶことは簡単ではないようです。

 

また、Googleの視聴者維持レポートによると

 

「どの動画でも最初の 15 秒間に注意する必要があります。再生をやめる視聴者が最も多いのがこの時間帯です。」

 

という記述があります。

 

視聴者を引き付けるのは最初の15秒。ここで離脱率が決まるというのです。

 

これを動画授業に置き換えると、最初の15秒で生徒の関心を引き付けられなければ、あとは消化試合になってしまう可能性が高いという事実を把握しておくべきです。

 

長すぎる動画は、生徒にとっても教師にとっても負担が多すぎます。

 

改善案

 

たいよう
たいよう
問題ばかりを指摘しても生産的ではないですよね!これから改善案を提案しますね!

 

一本の動画は5分程度にまとめる

 

 

結論 →具体例① →具体例② →まとめ

 

という構成で、大事な情報だけにフォーカスして無駄な情報は徹底的に省きましょう。

 

相当な技術がない限り、話術だけで視聴者である生徒の注意を惹きつけ続けることは、かなりの確率で無理げーです。

 

授業は単発で終わるわけではなく、継続していくのですから。

 

視聴者である生徒にとっても、作成者である教師にとっても、一本の動画の時間を短くするということが、「持続可能性」の点では大切なポイント

 

既存の動画を有効活用する

 

スタディサプリNHK for schoolなど非常に高品質な教育系動画はたくさんあります。

 

 

 

こうした既存の動画を利用すれば、動画作成の専門家ではない我々教員が、わざわざ動画を作る必要はないのではないでしょうか。

 

餅は餅屋。専門家以上の授業動画を作ろうと思うと無理があります。

 

我々教員は、生徒の実態に応じた教材を作ることが専門であるはず。

 

既存の動画を使って生徒の実態に応じた教材やワークシートを作る」ということが現実的

 

オンラインホームルームに使う

 

 

Zoomなどのビデオ会議ツールをオンライン授業に転用するためには、それ相応のスキルと経験が必要です。

 

Facebookなどで情報を収集していると、動画授業に携わっている人たちも、動画授業の難しさを伝えています。

 

私もこれまで何度かトライしましたが、難しさを痛感しました(-_-;)

 

参加者である生徒の反応を気にしながら、オンラインという慣れない土俵で授業をするということは口で言うほど簡単ではないです。

 

一つの方法として「オンラインでのビデオ会議ツール」という本来の用途にフォーカスすることが最適解であると思います。

 

Zoomなどのツールは、オンラインホームルームやオンライン個人面談など、純粋にコミュニケーションを目的とした用途に使う方が良い

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

長引く臨時休業期間にオンライン学習に舵を切るという方向性は正しいと思います。

 

それだけに、無理のない、できる範囲での運用をテーマに授業をデザインすることが肝要です。

 

これから長い戦いになるわけですから。

 

今回も最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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