授業デザイン

【英語リスニング】英語が聞き取れない3つの理由と攻略法④

 

きたかぜ
きたかぜ
前回学んだリエゾンを意識して英語を読んでみたら、学校の先生にほめられたよ!発音がいいって。ちょっとした意識ですぐに変わるということが実感できました。

 

たいよう
たいよう
そうですか!それはよかったですね😊覚えて欲しい音声変化はまだあるから、今回すべて紹介しますね!

 

みなさんこんにちは!たいようです!

 

前回は「リエゾン」という英語の音声変化についてのお話でした。

 

【英語リスニング】英語が聞き取れない3つの理由と攻略法③ みなさんこんにちは!たいようです! 今回は「英語が聞き取れない3つの理由と攻略法」シリーズ第3弾!リスニング攻略の...

 

今回はさらに「リダクション」「アシミレーション」「Flap T」という3つの音声変化について見ていきます。

 

前回学んだリエゾンと今回学ぶ3つの音声変化を身につけられたら、発音が良くなり、英語リスニング力は劇的に向上します!!

 

是非、ご覧ください。

 

🔷本記事の信頼性 

たいよう @shiningtaiyou

https://twitter.com/shiningtaiyou

Master of English Language Teaching(英語教育修士)

【研究テーマ】応用言語学、第二言語習得論、語彙習得

理論と実践の融合がモットーの、高校英語教師17年目

 

🔷この記事はこんな方におすすめ 

  • 英語リスニングを伸ばす方法が知りたい方
  • 英語学習に興味のある方
  • 英語指導法に興味のある方
  • 英語教員の方

 

【リダクション】音の脱落

 

きたかぜ
きたかぜ
本気で英語を伸ばしたいから、音声変化、もっと教えてよ!!

 

たいよう
たいよう
きたかぜさん!すっかり発音に興味を持ったようですね😊うれしいです!覚えるべき音声変化はあと3つあります。まずはリダクション(音の脱落)からお話ししましょうか

 

英語では、大切な情報を強くはっきり発音するという傾向があります。

 

しかし全ての単語を同じように強く発音することはできません。だから口を休めるポイントを作るのです。

 

じゃあ、どのポイントで口を休めるのか?ざっくり言うと、次の3つを意識してみてください。

 

1つ目のポイントは

 

 同じ子音が連続するときは、2つ目だけを発音する。

 

例えば take care  というフレーズをみてみましょう。

 

発音記号に直すと[ˈteˈik kɛr]/k/という子音が連続しますよね。

 

[ˈteˈkɛr]のように、1つ目の/k/を読まずに2つ目の/k/を発音します。実際に音を聞いてみましょう。

 

https://ejje.weblio.jp/content/take+care

 

他に次のようなフレーズもリダクションします。声に出して練習してみましょう。

 

 

もう一つのポイントは

 

語尾の破裂音 /p/ /b/ /t/ /d/ /k/ /g/ はほとんど発音しない。

 

ということ。

 

例えば but, and, ing などは「バッ」「エァン」「イン」のようにします。そうすることで口を休めて、次の語を発音する準備をするのです。

 

音を聞いてみてください。

 

 

このように、語尾の破裂音は意識的に弱く発音しましょう。

 

3つ目は「あいまい母音 /ə/ 」。Schwa(シュワ)と呼ばれるものです。

 

/ə/ という発音記号は脱力して弱く発音します。

 

この「あいまい母音/ə/」は、ストレスを置く音節の前後に現れます。ストレスを発音した後に口を休めて、次の単語の発音に備えるのです。

 

音を聞いてみましょうか。

 

about[əbάʊt] https://ejje.weblio.jp/content/about

police[pəlíːs] https://ejje.weblio.jp/content/police

 

この「あいまい母音」は多くの単語で使われるので要チェックです。

 

【アシミレーション】音の同化

きたかぜ
きたかぜ
なるほど!こういう変化があるから、ネイティブが話す英語は速く聞こえるんだね。

 

たいよう
たいよう
そうなんです!だから音声変化を意識しながら音読練習して、慣れることが大切なんですよ😊もう2つ、教えますね。

 

アシミレーションという「音の同化」も覚えましょう。

 

語尾の子音/d/, /t/, /s/と、語頭の/y/が同化して音が変化します。

 

よりなめらかに発音するために、2つの語を結合させます。こんな感じで。

 

would you  [wədʒúː] → 「ウジュ」

want you    [wάntʃúː]→ 「ワンチュ」

miss you     [míʃu] → 「ミシュ」

 

Flap T

 

「英語あるある」で、アメリカのレストランで水を頼んでもなかなか伝わらないということがあります。

 

waterを「ウォーター」と発音してもアメリカ人には伝わらない。「ワダー」、あるいは「ワラー」というくらいがちょうどいいみたいです。

 

なぜならばアメリカ英語では

 

 母音に挟まれた /t/は、/r/あるいは/d/という音になる。

 

という性質があるからです。これをFlap Tといいます。

 

例えば party, better, laterなどもFlap Tですね。発音してみましょう。

 

 

おすすめの発音トレーニング本

発音トレーニング本はたくさんありますが、私のおすすめはこちらです。

 

 

読みやすい構成で、理論がしっかりと理解できる、良書です📗

 

音読トレーニング本はこちら。

 

 

 

発音を意識しながら英文法や頻出表現がインプットできて、一石二鳥です🐥

 

まとめ

いかがでしたか?

日本語には無い「音声変化」に慣れること。これが「伝わる英語」を話すためだけではなく「リスニング力の向上」にもつながるということ、わかってもらえたでしょうか?

次回は、発音や音声変化を定着させるために欠かせない「音読」にスポットをあててお話ししていきたいと思います。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA