スキルアップ

【教員のスキルアップ①】図解のすすめ

 

スキルアップのために何か新しいことを始めてみたいなー。でも何がいいのやら…

 

図解はどうでしょう?図解をしてみることでいろいろなメリットがあって、おすすめですよ!!

 

この記事では教員におすすめのスキルアップ術として、「図解」を紹介します。教員の仕事とめちゃくちゃ親和性があるので、ハマれば趣味と実益を兼ねた最高のスキルアップ術になります。

なぜ図解か?

 

 

スキルアップに図解がおすすめの理由をあげていきますね!

 

要約する力が身につく

 

 

ざっくり言うと図解とは、

ある程度まとまったかたまり(文章)から重要な部分(キーワードやキーフレーズ)を抽出して、わかりやすい形(図やイメージ)に変換して提示することです。

 

つまり図解の過程で、文章を「要約する力」をトレーニングすることができます。

これは教員には必要なスキル。ものごとをわかりやすく伝えることは、良い教師の条件であるからです。

 

たいよう
たいよう
的を得ない話をだらだら聞かされるとうんざりしますよね💦

 

「良かれ」と思って丁寧に説明した場合でも、ポイントがぼやけていればやはり聞き手にとっては苦痛なものです。

図解は「ポイント」を抜き出してわかりやすい形に落とし込む手法。図解を通して、「余分な情報を削ぎ落として必要な部分を抽出するスキル」をトレーニングしましょう!

 

ユニバーサルデザインの視点が持てる

 

 

抽出した情報を、情報の受け手に伝わるように図やイメージといったわかりやすい形に変換して提示すること。

これはまさしく「ユニバーサルデザイン」の発想に近しいものですよね。

ユニバーサルデザインとは

特別な製品や調整なしで、最大限可能な限り、すべての人々に利用しやすい製品、サービス、環境のデザイン

引用:LITALICO発達ナビ

 

抽象的な物事をわかりやすい形に変えて提示することは、授業をデザインする上で極めて大切です。

例えば教科書の内容を文章でまとめるよりも、図や表にまとめて提示する方が、クリアに伝わりやすい(全てを図解する必要はありませんが…)のではないでしょうか。

文字を並べる箇条書きよりも、全体像を俯瞰できる図解の方が記憶に残りやすいです。これは、右脳と左脳の働きに関係しているようです(後述します)。

どうすれば相手に伝わるのかを考えながら、わかりやすい形ににまとめる「図解の技術」は、ユニバーサルデザインそのもの。

板書や授業スライド作成(PowerPointやKeynoteを使って授業をする場合)に役立ちますし、説明が求められる場面で簡単な図解をすることで、相手に伝わりやすくなります。

 

たいよう
たいよう
ホント図解って、教員の仕事に非常に親和性が高いですよね!!

 

スライド作成スキルやデザイン力がアップする

 

 

図解を作る過程で使うPowerPointやKeynoteなどのプレゼンテーションソフトのスキルやデザイン力もアップします。

僕はKeynoteで図解することが多いのですが、これまでには気が付かなったポイントに気が付くことが多々ありました。

また、図解をするようになってからデザインの勉強をしたいと思うようになってデザイン関係の書籍をいくつか購入し勉強しています。

図のバランスや配色、適切なフォントの選択など、これまでにはそんなに気にしていなかったことが気になるようになりました。

例えば、街中で店の看板やポスターを目にすると、デザインのバランスや意図は何かを考えるようになりました。見える世界が変わってきているという実感があります

 

右脳と左脳のキャッチボール

 

 

ご存知の通り私たちの脳は右脳と左脳に分かれていて、それぞれが別の働きをしています。

  • 左脳:『言語情報』をつかさどる。
  • 右脳:映像や音などの『非言語情報』をつかさどる。

 

ざっくり言うと図解とは、言語情報(左脳)を自分や読み手が理解しやすいようにイメージ化する(右脳)ことです。

つまり図解作成の過程で、「右脳と左脳のキャッチボール」が頻繁に行われることになります。

『ハイコンセプト』の著者であるダニエルピンクによると、

これまでの「情報の時代」を引っ張ってきた「左脳的」能力は、今日でも必要ではあるが、もはやそれだけでは十分とはいえない。

 

とし、創造力や共感をつかさどる「右脳的な特質」を強化することが、現代における社会的成功を収める上で極めて大切になると言っています。

そこまで大きな話ではないにせよ、図解の過程で「右脳と左脳のキャッチボール」をすることで、意識しないと使わない右脳の働きを活性化させることは非常に意味があると思いませんか?

 

フラリッシュ感覚が得られる

 

 

フラリッシュ感覚とは「前向きな成長を実感する感情」のこと。自分が前向きに進んでいると実感することを言います。

メンタリストDAIGOさんによると、

  • 小説やブログを書く
  • ポエムを書く
  • 裁縫や編み物
  • 作ったことがない料理をしてみる
  • 絵を描く(落書きでもOK)
  • 楽器を弾く
  • 作曲

などのクリエイティブな活動をすることで、この感覚は磨かれやすいようです。

ここで図解は挙げられていませんが、クリエイティブな活動の一つであることは間違いないですよね!

たいよう
たいよう
実際僕も図解をしているときは没頭して取り組めるし、前に進んでいるという感覚を強く持つので、楽しくて仕方ないんですよ!

 

これまでにこんな図解を作りました

 

Twitter上には、ものすごくクオリティの高い図解をしているアカウントさんがたくさんいます。そうした人たちを参考にしながら、僕もこれまでいくつかの図解を投稿してきました。まだまだクオリティが低いですが、そこは伸びしろということで(笑)

Google ClassromやGoogle Driveの概念を考えてみた

 

これはG Suiteを学校に導入する際に、実際に職員にプレゼンするために作った図解です。

 

おすすめのGoogle Chrome拡張機能を図解で紹介してみた

 

完全に趣味の図解。同じレイアウトで8つの拡張機能を紹介しました。

 

 

日常に余白をもつことの重要性を図解で訴えてみた

 

働きすぎを是正したいという思いから作ってみました。

 

モチベーションマネジメントについて図解してみた

 

一度しっかりとまとめたいと思っていた概念をまとめてみました。

 

Think Clearlyで紹介された「思考のクセ」を図解してみた

 

めっちゃ時間がかかった(汗)2回に分けて48個図解しました(笑)

中教審の難しい文章を図解してみた

 

最新の図解です。官僚の文章を図解してみるのも面白いですね。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

図解をすることでいろいろなメリットがあるということが伝わったら幸いです。

教員としての幅を広げるためにも、図解を始めてみませんか??

今回も最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

 

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