こんにちは。たいようです。
前回の記事ではGoogle Classroom上で保護者面談を作成する方法についてご紹介しました。Google Classroom❎Google Calendarがポイントでした。
今回の記事ではGoogle Classroom上で生徒の体調管理を行う方法についてご紹介しますが、今回はGoogle Classroom❎Google Form❎Google Spreadsheetという掛け合わせを使うことになります。
このファイルがうまく機能することで、担任だけではなく、全校生徒の体調管理を担う養護教諭の負担軽減にもつながるはずです!
Formで「体調確認フォーム」を作る
まず初め「体調確認フォーム」を作成します。
最初の項目は出席番号
あとでソートをかけるために、一番最初の質問項目は出席番号にしましょう。
「入力」にすると半角と全角が混ざってしまう可能性があるので、「プルダウン」にしてあらかじめ番号を準備しておくとよいです。
体温もプルダウンで
先程と同じ理由で、体温についてもプルダウン形式を使用した方がよいです。
「プルダウン」方式にすることで生徒の手数を減らすという意味もあります。変換ミスとか入力ミスが続けば、アンケートに答えることもいやになってしまいますからね…
「体調について」はチェックボックスを
コロナが疑われる体調不良に関する、いくつかの選択肢を用意します。複数回答もありえるので、ここではプルダウンよりもチェックボックスを使うと良いでしょう。
最後に、他に何か気になることはないか。ここは自由記述とします。
一度使ったシートはコピーして何度も使います。右上の3つのドットをクリックすると「コピーを作成」できます。
Classroomで生徒に配布する
先ほど作ったFormはマイドライブに保存されています。次にClassroomの「授業ページ」を開きましょう。
classroomの「授業」ページから課題として出題します。あらかじめFormのリンクを生成しておいて、説明文と一緒に添付しましょう。
生徒にはお知らせメールが届きますので、そこからFormを開いて回答する形になります。
生徒が回答できる回数は1回に制限しましょう。
生徒の提出状況は「授業」ページで確認できます。提出していない生徒に対しては朝のSHRで一声かけるようにしましょう。
データをSpreadsheetに落とす
集まったデータはSpreadsheetに落とします。
こんな感じで自動に集計してくれるので、とても便利です。
Spreadsheetのデータを加工する
一週間分のデータが見れたら楽なのですが、残念ながら一回のFormにつき一度しかSpreadsheetに落とせません。なので、その都度一つのシートにそれぞれの集計結果をコピーアンドペーストしていくことになります。
これだと見づらいので「番号でソート」をかけることにします。
ソートをかけた後は出席番号順に色分けすると見やすくなります。3色程度がちょうど良いでしょう。
タイムスタンプも詳細すぎるので加工します。「データ」→「データの入力規則」から「日付」を選択すると、西暦年月日のみになるのでスッキリします。
ピックアップして一人の生徒の情報を見たい時は「フィルタ」をかけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
コロナ禍で毎日登校する生徒の体調管理は極めて重要であり、現状、養護教諭が非常に大変な思いをしています。
実際、私の学校ではいまだに紙に記入させたものを回収し、養護教諭がデータに打ち込むといった作業をしている状況です。
せっかくGoogle Workspaceが導入されたのですから、アプリを上手に使って効率化を図り、少しでも各教員の負担を軽減できたらと考えています。
2学期からこの仕組みをローンチできるように、これから管理職に掛け合うつもりです!!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。